40代フルタイム勤務ママ 名もない日々

どこにでもいそうなワーキングマザー兼受験生の母。の、ありふれた日々。

義母との思い出

ゴールデンウィークはずっとお仕事でしたが

金曜日からお休みをいただいて

珍しく3連休でした


業界的に、なかなか

2日続けてお休みをとることも難しいので

3連休だなんて本当に久しぶり


職場のお仲間に感謝です


今回3連休を取らせて頂いたのは

義母の四十九日法要があったからでした


私が住む関東から

主人の実家の名古屋まで

片道6時間かけて車で行くとなると

やはり、法要の前日に出発して

法要の翌日に帰宅するのが

後々に響かない最短のスケジュール


亡くなる1週間前に

どうしても孫の顔を見せてあげたくて

仕事で行かれない主人を置いて

仕事が終わってすぐの夜出発で

私の運転で子供たちと3人で

会いに行ったのですが

それが

私が義母と過ごせた最後の時間となりました


嫁と姑ですが

これまでも主人抜きで泊まりに行けてしまうくらいには

仲は良かったのです


同居していないからこそ

お互いに相手を好きでいられたのかもしれません


正直に言えば

私はとてもじゃないけれど

「良い嫁」なんかじゃありません

義母もおそらく

「良い姑」とは言い切れないタイプです


私が出産で入院中に

義母が我が家に滞在していたことがあるのですが


義母は義母で

おそらくキレイ好きが高じて見ていられなかったのでしょう

「嫁(私)の不在時に勝手に嫁の家のあちこちの模様替えを行う人」

世の中のお嫁さんなら

信じられない!!と怒るのでしょうが

私は人よりかなり呑気で収納下手を自負しており

皆様と怒りポイントが違う嫁なものですから

「わぁ、使いやすくなった!お義母さんありがとうございます✨」

本気で喜びました


ダメ嫁な私は

帰省して家事を手伝うのも

どこまでも「手伝い」で

基本的に私が主導権を握るつもりは一切なく

だってお義母さんの方が上手だし

とか思っていました


ダメな子ほど可愛いと

ご自分に言い聞かせてくださったのか

それとも我慢していたのか……


義母と私の凸凹コンビは

凸凹だからこそなのか

なんだかんだ仲良しでした


私が率先して采配をふるったのは

義母が癌を患ってからでした

そうなるまで

甘えまくっていたのです


その時

「なんや。あんた結構頼りになるわ」

と言われて

「能ある鷹は爪を隠すので」

「爪があって良かった」

などと笑い合ったことを思い出します


ダメ嫁な私なのに

愛して可愛いがってくださった義母の死は

大きな衝撃で

心に空いた大きな穴はいまだに埋まりません


気が済むまでこのままでいいと決めています

無理に忘れたくないのです


義母の歩んだその道をなかったことにしない

私は一生覚えておく


これは

結婚した時に私が勝手に心に決めたことで

そのつもりで

義母との時間を

義母が話してくれた自分のことを

その声や表情を

出来るだけ忘れないように

いつも意識して過ごしてきました


ダメ嫁な私が出来る

姑への愛情表現です


その甲斐があって

義母が亡くなった時は

主人や義兄より私の方が

義母の好きだったことやモノ

思い出話などを知っていて

葬儀の準備に少しは役に立てたようです


花が好きだった義母に贈る写真を

載せさせてください


実家のスズランです


今年は見られなくて残念だったと思うので


フランスでは5月1日に愛する人にスズランの花を贈るのだそうですね