40代フルタイム勤務ママ 名もない日々

どこにでもいそうなワーキングマザー兼受験生の母。の、ありふれた日々。

上の子の大学受験行脚④

2回目にしてラストの受験行脚です。

前回から1週間とあけずに再び都内へ。


この数日に共通テスト利用で受験していた滑り止めの大学からの合格通知がいくつか届き、本人は

「とりあえず、大学生にはなれるね」

と、とても安心した様子。

ご存知のように結果的には浪人の道を選んだのですが、この合格通知たちは大切にとってあり、浪人生活の励みにしているようです。


さて。

今回の受験が実は第一志望大学のもの。


………なのですが………


私、やらかしてしまいました💦


この大学は1.2年次と3.4年次ではキャンパスが違うのですが、出願前に宿泊先探しをしていたこともあり、「受験会場は多分ここだろう」と、3.4年次のキャンパスの近くのホテルを予約。

ところが蓋を開けてみれば、受験会場は1.2年次のキャンパスでした。


その時点でホテルを探し直せば良かったのでしょうが……

コロナ前の趣味である東京散歩。

その経験のせいか

「電車で30分でしょ?近い、近い」

と安心してしまい、ホテルの変更をしなかったのです。


ところが。


受験前日のこの日(2/13)の夜、そのことを深く反省する事態が発生するのです……。

その件は後半にお話するとして、話を戻します。


そんなこんなで、この日の宿泊先は秋葉原。

駅の中央口から出て南下し、神田川にかかる神田ふれあい橋を渡ります。




人がようやくすれ違える程度の細い橋でしたが、そこからの景色が素敵✨


前回同様ホテルに荷物を預け、お昼ごはんを食べに行くことにしました。

リクエストにより天王洲アイルへ。



この川沿いが私の一番好きな散歩コースです。


ここに私の知人がプロデュースしたジビエカフェ、スーホルムがあり、上の子はそのお店が大好きなのです。


この日はお天気も良く2月とは思えないほどの暖かい日でしたので、店内ではなく外のテラス席でいただくことに。


お料理を待つ時間も、受験生にとっては勉強時間らしいです。

本人より顔出しはNGとのことでしたので、スタンプで隠しました。


ちなみに店内はこんな感じ。


以前店内で食べた時の画像です。


知人はその後ヘッドハンティングされて他社へ転職(同業なのでこの場合転社と言うのでしょうか)されましたが、私たちは今でもこのお店を贔屓にしています。


とはいえジビエはやはり高級品。

夜はとても来られず、我が家はお得なランチタイムにしか訪れたことはありません。


そんなこの日のランチがこちら。

今日は娘と二人きりだし、明日は第一志望の受験ということで、普段よりお高いセットを選んでしまいました。



テラス席での食事はいつも以上に美味しく感じました。



娘撮影。

写り込んでいるのが私です。


駅への途中の路地裏に、ネオン管発見。

このくらいの存在感が好きです✨



食後はスタバでコーヒーを買って川辺で飲みました。




私のは普通のカップでしたが、娘のカップには……

応援メッセージ付きでした♡


ランチの後はホテルに戻って、やっぱり娘は勉強。

私はこの日は有川浩の気分で、持参した「空の中」を読んでいました。


ホテルの窓からはスカイツリーが見えました。



この日は東京駅の大丸に入っている近為さんで夕ごはん。

こちらは漬け物のお店です。

ランチが重めだったので、夕食はアッサリしたものが欲しくなりました。


食前に出てくるお漬け物。

おかわり自由でした。


こちらが注文した京のぶぶ漬けセット。


半分は鮭の粕漬けや漬け物で普通にいただき、半分はお出汁をかけてお茶漬けにして食べるスタイルです。


満腹になりましたが消化には良かったようで、お腹が重くなりませんでした。


ホテルに戻って娘は勉強、私はまた読書。

交代で入浴をし、寝る前のまったりとした時間に、それは起こりました。


「!?」


そう、地震です。


覚えていらっしゃる方もおいでかと思いますが、2/13は大きめの地震があったあの日です。

私たちはホテルの11階にいましたので、かなりの揺れを感じました。


これは……どうなの?

このあと本震がくるの??

今のが予震なら、本震はきっとそれ以上……


咄嗟にそんなことを考えました。


取り敢えず退避経路の確保、と部屋のドアを開放。

エレベーターは使えなくなる可能性がありますから、部屋の隣の非常階段のドアも念のため開放。

勝手に開けるのは一瞬躊躇いましたが、もし地震で建物が歪んで扉が開かなくなったら……と考え、叱られても構わないから開けよう。と大胆に全開(笑)。


その時、幾つか離れた部屋のドアが開いて、70代の女性が出てきました。


すごい揺れでしたね、などと挨拶代わりの言葉を交わし、彼女の不安そうな様子が気になりました。

「失礼ですが……もしかして、お一人ですか?」

と伺うと、こちらが親子連れだったからか「そうなんです💦」と素直に打ち明けてくださいました。

きっとお一人で心細かったのでしょうね💦


きっともう大丈夫だとは思うけれど、もし避難をする時は必ずお誘いしますので一緒に行きましょう。

そうお声を掛けると大変喜んでくださって、こちらへ何度も手を振ってくださりながらお部屋に戻られていきました。


開放していたドアはしばらくしてから全て元に戻し、つけておいたテレビで情報収集。


その時、ハタと気付いたのです。


あれ。

これでもし明日の朝の電車の運行に影響が出たらどうしよう、と。

勿論、公共の交通事情は考慮していただけるとは思います。

でもその詳細が決まるまで、娘はいてもたってもいられないほど心配になるはずです。

なんといっても第一志望の大学の受験ですもの。


受験生ってギリギリまで自分を追い込んでいるので、精神状態が通常時と比較するとかなり繊細なのですよね。

特にハプニングに弱い💦


これはやはり近場のホテルにしておくべきだった。

そうすれば徒歩で現地入りをして確認出来るのに。

と、心配をしてみたところで今さらどうにもなりません。


えーい、どうにでもなれ!

きっと大丈夫。

念のため明日は一時間くらい早めに出発しよう。


そう腹を括って、その夜は寝ることにしました。