40代フルタイム勤務ママ 名もない日々

どこにでもいそうなワーキングマザー兼受験生の母。の、ありふれた日々。

上の子の大学受験行脚②

さて、受験当日。


朝はゆっくり出来るスケジュールだったのですが、5時半に目覚めてしまいました。

受験生なのは娘なのに、母の私も緊張していたのかもしれません。

目覚まし時計より早く起きるとは……ちょっとイイコトした、みたいなお得な気分です。


普通のビジネスホテルに宿泊しましたが、無料の朝食付きの宿泊パックでした。

6時前に起きた上の子と、身支度だけ整えて食堂へ。


朝食は洋食と和食のバイキング方式でした。

とはいえコロナ禍。

使い捨ての小さな容器に1人分ずつの小分けになったおかずや主食や汁物を自分のお好みで必要な分取り、密にならないように間隔を空けて座るようなシステムになっていました。


白和えやごま和え、きんぴらごぼうや納豆など、和食メニューは健康的。

健康と体型が気になるお年頃の私は迷わず和食メニュー縛りにしましたが、娘はパンを1つと、おかずほぼ全品という、いかにもイマドキの若い女子の「炭水化物少なめ」縛り。

確かにダイエット的にはそちらが効きそうですが、これから脳ミソをフル回転させるのに、糖質の摂取量が少なくて大丈夫……?と、ちょっと(余計な)心配をしました。


食堂にいる殆ど全員が受験生風の若い子たちで、その半分以上が私のような親の付き添いもなく、一人で泊まっていたようです。

偉いですよね。

ウチが甘いのかしら。


娘のライバルだったのかもしれませんが親心が働いて、

「ここにいるみんながそれぞれ、持てる力の全てを出しきってこられますように」

と願いながら食しました。


ちなみに私、今年の受験行脚の最中いかにも普通の母親~な感じだったのでしょうか。

1人で来ている受験生に話しかけられることが多かったです。

男の子たちは話しかけにくいようで、さりげなく私の近くで「こういう時どうするべきなのか」を観察していたり、こちらの会話に耳ダンボで情報収集をしていたりするのが丸分かりで母性を刺激され、それはそれは可愛いらしかったです♡


ちなみに、朝食付きのキレイなツインのお部屋に1泊で二人で9,600円でした。

相場が分からないのですが、内容的にかなり満足でした。


上の子が飯田橋駅からは一人で行くと言うので駅の西口まで一緒に歩き、姿が見えなくなるまで見送って……


さぁ。

夕方までなんとか時間を潰さなくてはなりません。

いえ、むしろ夕方までは私のお楽しみ時間です。

受験の付き添いという必要感、そしてホテルのチェックアウトで居場所なしというやむ無し感。

いわゆる大義名分を得て、堂々と東京散歩が出来るわけです。


とはいえコロナ禍。

一応大人ですから、無知ながらも出来る限り常識的な行動をとりたい。

人が少なめで時間が潰せて、なおかつ自分がリフレッシュ出来る。

そんな時間を過ごしたい。

しかも、受験終了時刻までに飯田橋に戻って来られることが条件です。


そこで選んだ行き先が……




国立新美術館。


乃木坂で下車すれば駅から直通で入館出来ることは知っています。

知ってはいますが、なにせこちらは時間をもて余す暇人。

せっかくなので少し歩くことにして、青山一丁目で下車。

青山霊園沿いに歩いて、国立新美術館を目指しました。


途中で見つけたオシャレなマンション。

青空をバックに撮りたかったのですが、お天気がイマイチだったのが残念です。




「なんだか芸能人が住んでいそう……」

と、勝手に妄想を繰り広げながら、青山霊園の豊かな自然を横目に歩くのでした。